アルコール関連医療

アルコール依存症は、長年にわたる多量のアルコール摂取により、アルコールをコントロールして飲むことが難しくなり、身体的・精神的な依存が形成される病気です。心身に様々な症状を引き起こすとともに、飲酒運転や暴力などの社会的な問題につながることも多いため、早期発見・早期治療が求められます。

また、この病気は医療費の増大、交通事故の増加といった社会的損失を引き起こすこともあり、2013年(平成25年)には「アルコール健康問題対策基本法」が成立するなど、国を挙げての対策に乗り出しています。

当グループは1974年(昭和49年)、民間の病院として初めての男女混合のアルコール開放病棟を開設した歴史をもちます。

関東地区では「成増厚生病院」、九州地区では「八幡厚生病院」がアルコール病棟への入院を受け入れており、入院直後の身体的なケアにはじまり、断酒に向けて多職種チームによるアプローチが行われます。

また、関東地区の各クリニックや九州地区の「八幡厚生病院」「行橋記念病院」では外来治療やデイケアも行っており、患者さんの在宅での生活を支えています。